ティアラの歴史
ティアラの誕生は古代エジプト。王族や貴族など、身分の高い人々のミイラに敬意を示すアイテムとして金のティアラが飾られたことに由来します。
その後19世紀にはナポレオンの戴冠式で使われるなど、王侯貴族の必須アイテムに。地位と富の象徴であるティアラは製作された時代の社会情勢はもちろん、最新流行の芸術様式が取り入れられていました。
今でこそ誕生日やプリンセス系ファッションのアクセサリーとして誰でも気軽に着用するようになったティアラですが、元々は本物のプリンセスだからこそ身に着けることのできる高貴なファッションアイテムだったのです。
ティアラの種類
プリンセスティアラ
最も王道のタイプがこのプリンセスティアラ。ティアラと聞いてまっさきにこのタイプをイメージした方も多いのではないでしょうか。
清楚な中にも華やかさがあり、ゴージャスでもシンプルでも、どんなウェディングドレスにもマッチする優れもの。ただし、柄の部分は伸縮しないため頭の大きさに合ったものを選ぶように気を付けましょう。真ん中が高くなっているものなら、丸顔をカバーしてくれる効果が期待できます。
クラウンティアラ
その名の通り、王冠をイメージさせるのがこのタイプ。英国王室のロイヤル・ウェディングで記憶している方もいらっしゃるかもしれません。
小ぶりのものもありますが、大きなクラウンティアラのようなゴージャスなティアラを使うなら、メイクや髪型は少し抑え気味にするといいでしょう。
横幅の広いクラウンタイプは、バランスの取れた卵型のフェイスラインにぴったりです。
コームティアラ
髪にさすためのコーム(くし)が付いたティアラは、どんな髪型にも合わせやすく持ち運びにも便利です。細工が細やかなものからパールやラインストーンだけのシンプルなものまでデザインはさまざまですが、ティアラをさりげなく付けたいという大人の女性にも人気があります。
小さめのコームティアラなら横幅が目立たないので、エラ張りが気になる方にもおすすめです。
カチューシャティアラ
半円型のカチューシャティアラは他のタイプに比べて少しカジュアルな印象なので、甘すぎるテイストが苦手な女性にもおすすめ。伸び縮みして装着が簡単なので、お色直しや二次会で付け替え用にカチューシャタイプを選ぶ方も少なくありません。
面長なフェイスラインの方には、横のラインを強調してくれるこのタイプがおすすめ。